神社の節分祭に初参加!

とき

1年のはじまりは1月1日……ですが、かつて旧暦のときは「立春」を以て年の変わり目としていました。このときに「節」が「分かれる」ことから立春の前日を「節分(せつぶん)」として、新しい年を迎える前に厄を落としておこうと、その日に豆まきを行うようになったと言われています。
「鬼は外~!福は内~!」のかけ声で豆やお菓子を投げたり、拾ったり。この時季ならではの楽しい思い出のひとつですよね。今年は自宅で豆まき……ではなく、宝徳山稲荷大社の節分祭に参加してきました。特別に許可を得て撮影を行ったので、節分祭ならではの勇壮な舞や、迫力ある鬼の映像も撮ることができましたよ!

イケメン過ぎる武将の舞

宝徳山稲荷大社の行事の楽しみのひとつと言えば、華麗な舞を見ることができること。
太鼓の音に続き、鈴舞が始まります。その可憐さはいつ見ても、心洗われます。

節分祭ではもうひとつ「陵王の舞」が奉納されます。
陵王とは、中国にかつていた名将・蘭陵王のこと。勇猛果敢な彼には欠点がありました。それは「イケメンすぎる」こと。あまりの格好良さに兵士たちが見惚れて士気があがらないという理由で、仮面を付けて戦いに挑んでいたそうです。
陵王が戦場で指揮をとる様子を舞で再現したと言われており、そのため別名「走り舞」と呼ばれており、ダイナミックな動きが見どころのひとつです。

福升を授与、そして豆撒き!

メインイベントはなんと言っても豆まきです。
豆をまくのは、裃(かみしも)を着けた年男・年女の方たち。豆の入った「福升」を授かるために、次々と内陣へと向かいます。この内陣は通常は立ち入り禁制の場所です。ちなみに鬼も、もうすぐの出番に備えて待機しています。
うーん、ワクワクしてきますね。

そしてメインイベントの豆まきです。
かけ声と共に豆が撒かれた瞬間、一気にテンションがあがります。豆を拾い集めて鬼に向かって「鬼は外~!」と投げました。楽しい!のひと言です。
ちなみに「豆」を投げるのにもちゃんと意味があります。それは「豆(まめ)=魔を滅する」という縁起にかけた言葉が由来とされています。

やはり和の行事はいいですね

最近、ライフスタイルが西洋化されつつありますが、やはり季節などの節目には「和の行事」に参加するのもいいですね。豆を撒いた方たちは、最後に御神酒を振る舞われていました。(お車を運転される方は形だけですのでご安心を)
巫女さんたちの手で、裃姿の人たちに御神酒が盃に注がれていく姿にも「和」を感じます。
自分が年男・年女のときには、裃を着用で「豆撒き側」として参加してみたいなあ……と思いました。

節分祭

立春の前日(暦的に2月3日前後が多い)

http://www.houtoku.or.jp/event/setsubun/

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